【ベルリン/ドイツ 15日 AFP】スペインのエウフェミアノ・フエンテス（Eufemio Fuentes）医師のドーピング幇助を受けたとされて調査を受けていたが、自身のホームページ上で今後、告訴や調査をしないことを記した書面がスペイン当局から送られてきたことを発表したヤン・ウルリッヒ（Jan Ullrich）。しかし一転、今度はウルリッヒの母国であるドイツの検察当局が血液検査を行うとドイツの週刊誌が報じている。

　それによるとドイツの司法機関は、フエンテス医師が所有していた血液サンプルをスペイン当局から受け取り、それを使って依然として見つからない確かな証拠を見つけるという。

　2006年に発覚したドーピング問題だが、事実解明にはいまだに至っていない。

　写真は、ツール・ド・フランス（2005 Tour de France）・第10ステージに臨むウルリッヒ（2005年6月12日撮影）。(c)AFP/JOEL SAGET