【プラハ/チェコ 14日 AFP】ミレク・トポラーネク(Mirek Topolanek)首相(50)と最近別居した夫人が12日、同首相が任命したばかりの中道右派連立内閣に対し、19日に議会で行われる信任投票で不信任されるとの見解を明らかにした。自らの結婚の破たんについて行った会見で述べたもの。

 Pavla Topolankova首相夫人はPolitika 21党が準備した会見で、「この政府は不信任された方がいい」と述べた。夫人は以前、同党から上院選に出馬したが落選している。
■内閣不信任なら、政治生命「終わる」?

 トポラーネク首相は前週、39歳の女性議員、Lucie Talmonova氏と同居していることを公表。新内閣が信任を得られない場合、同首相は大きな政治的後退はまぬがれず、首相の地位と右派、市民民主党(ODS)議長の座も危うくなる。

 Pavla首相夫人は、「この政権は非常にぜい弱」と述べた上で、仮にわずかの差で今回信任されても、その後の法案の採決は毎回、このぜい弱な政権の信任投票となるとの見方を示した。

 7か月以上にわたる安定政権樹立の模索に終止符を打つには、「解散・総選挙が一番」と夫人は語る。

■政界参入へ再び野心か

 3人の子どもの母でもある夫人は、離婚要求はしないという。
「離婚の必要性は感じない。この結婚から逃げ出したのでは私ではないから」

 選挙で再び出馬するかとの質問に、「私は常に政治に興味を抱き、政治的野心を持ち続けている」と夫人は答えたが、同時に「現在の段階で明確な方針を公表するのは差し控えたい」と述べている。

 元テレビ司会者で欧州議会の議員を務めるPolitika 21党のJana Bobosikova氏は、トポラーネク首相と「無力な政府」へのあからさまな批判を始めた。
「トポラーネク首相は、家族の協力の上に政治的キャリアを積み上げてきた」と同氏は述べた上で、保守派政権を担う首相が「愛人の寝室」と家庭の間を行き来するとは、とうてい理解できないと語る。

 トポラーネク首相はキリスト教民主連合と緑の党を閣内に取り込んでいるが、下院200議席のうち3党の議席の合計は100議席にとどまる。内閣信任の行方は、左派系の野党の動静が鍵となりそうだ。(c)AFP

 写真はプラハで12日、記者会見で質問に答えるPavla夫人。(c)AFP/MICHAL CIZEK