【ニューヨーク/米国 13日 AFP】アメリカファッション協議会(CFDA)は、一定の基準に達しない‘痩せすぎモデル’たちのランウェイ登場を禁止しないと発表した。その代わり、栄養面に関する食事教育をモデルに行うように要請するとのことだ。

■規制ではなく、「教育」

 ニューヨーク・ファッションウィークの中で主要な役割を果たすアメリカファッション協議会は、出場モデルに対して規定のBMI指数を設定したヨーロッパに追随しない方針だ。文書で「我々は、今回の問題において重要なことは規制でなく教育だという結論に達しました」としたアメリカファッション協議会は、来月開催のファッションウィークに向けたモデルキャスティングに向けてガイドラインを発表するとのこと。

 「拒食症のような複雑な摂食障害は、あらゆる生活の局面から起こりえるものであり、我々ファッション業界のみの責任ではありません。しかし、キャンペーンを実施し、摂食障害の認識に向けた活動を起こすことは可能です」

■「痩せたモデル≠拒食症」

 加えて、‘痩せすぎ’なモデルたちが拒食症という訳ではないとし、「生まれつき長身で細身という体質のモデルも沢山います。彼らの体型には、遺伝、年齢、栄養、運動など様々な要素が含まれているのです」と述べた。また、「摂食障害は情緒障害のひとつです。それが、心理的、社会的、行動的、身体的に現れた徴候のひとつとして体重の減少が挙げられます」として、今回の問題に対するより全面的なアプローチを呼び掛けた。

 アメリカファッション協議会は、ファッション業界に対して摂食障害のサインに対する迅速な警告呼び掛けを、症状に悩んでいるモデルは活動を継続する前に周囲に助けを求めるよう提言した。提案の中には、摂食障害の仕組みに対するワークショップや、食事の習慣づけ、撮影の際の健康的な食事の差し入れ、喫煙の危険性の認知、未成年飲酒の禁止なども含まれている。

■アナ・ウィンター含む特別委員会が結成

 ガイドライン策定のために結成された特別委員会は、アメリカファッション協議会新議長ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)や栄養士、精神科医、トレーナー、PR会社代表といったメンバーにより結成。会議には、US版ヴォーグ(VOGUE)誌編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)や、有力モデル事務所DNAの代理人も出席した。写真は2006年11月17日、ヴィクトリアズ・シークレットのショーにて撮影。(c)AFP/
GABRIEL BOUYS

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