【ジャカルタ/インドネシア 13日 AFP】インドネシア保健省当局は13日、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに感染した女性2人がジャカルタのPersahabatan病院で死亡したことを明らかにした。同国における鳥インフルエンザ犠牲者数は世界で最も多く、これで計61人となった。

 現地時間の12日午後10時30分にZulfahさん(27)が、13日の午後12時20分にAni Afrianiさん(22)が相次いで死亡し、2007年に入ってからの3番目と4番目の死者となった。

 また当局によると、病気に感染したニワトリを処分した男性(18)が鳥インフルエンザに感染していることが新たに確認され、隔離されている。

 インドネシアは鳥インフルエンザ感染拡大防止の対策費用として、2007年度用に2006年度の9100万ドルより多い1億2650万ドルを、国内外の財政的支援により調達。これを受けて政府は2006年12月、国内における感染拡大を防ぐ対策費の予算を増大すると発表した。

 保健省当局は以前、予防接種や市民に鳥インフルエンザ感染に対する警戒を促すなどの戦略が成功しており、2007年には鳥インフルエンザ感染者ゼロ人を目標とする、と述べていた。

 当局は2007年も引き続き、「鳥インフルエンザ撲滅」キャンペーンを展開して市民に警戒を促すと同時に、養鶏業界の再建を目指す意向を示している。

 写真は11日に、鳥インフルエンザの人への感染が確認されたジャカルタの村で、焼却処分にされる鳥小屋。(c)AFP PHOTO / ERI TORO