【宮崎 12日 AFP】農林水産省は11日、宮崎県の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザが発生した疑いがあると発表した。共同通信が同日報じたところによると、農水省側は「詳細はまだ明らかにはできないが、検査を開始している」と述べたという。問題の養鶏場では、約1万2000羽を飼育している。

 国内では以前にも鳥インフルエンザが発生したが、人体への感染による死亡例は報告されていない。

 鳥インフルエンザは、感染した鳥類に接触することで人体へ感染し、2003年以降、世界で150人以上が死亡している。人から人への感染が広がれば、致死性の世界的大流行を引き起こす危険が懸念される。

写真は、2004年に鳥インフルエンザが発生した際、京都府の養鶏場で消毒にあたる作業員。(2004年3月2日撮影)(c)AFP