【ワシントンD.C./米国 12日 AFP】ブッシュ政権が発表した駐イラク米軍増派を含む新イラク政策が、民主、共和両党から激しく批判されている。両党は同政策について「ベトナム戦争以来の悲劇的かつ最悪の過ち」としている。一方でブッシュ政権側は、駐留期間についての明確な見通しがまったく立っていないことを認めている。イラク政策を機能させる目的で瀬戸際的に打ち出された新政策だが、厭戦(えんせん)気分の広がる国民にとって納得しづらい内容となっており、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の側近らは厳しい批判にさらされた。イラクにおける米兵の死者は、既に3000人を超えている。写真は同日、メリーランド州のアンドリュース空軍基地(Andrews Air Force Base)で、大統領専用機「エアフォースワン(Air Force One)」に搭乗するブッシュ大統領。(c)AFP/TIM SLOAN