【セブ/フィリピン 11日 AFP】中国の李肇星(Li Zhaoxing)外相は11日、対日関係改善に向けて訪日を予定していることを明らかにした。具体的な日程についての発表はなかった。

 「日本から訪日へ向けた打診があり、これをお受けした。両国は友好関係を維持すべきであり、友好関係を改善すべく協力しあうべきだと考えている」(李外相)

 日本の各メディアは同日、李外相の訪日は2月中旬とみられると報じている。
 
 共同通信によれば、公明党の太田昭宏代表が北京で行われた中国外交団との会談のあと、今回の李外相の訪日は、温家宝(Wen Jiabao)首相の訪日準備に向けたものとなると語ったもよう。

 日中関係は、小泉純一郎前首相による度重なる靖国神社参拝により悪化。中国側は2006年、日本の国連安全保障理事会(UN Security Council)常任理事国入りを阻止する行動に出た。こうしたことから、後任の安倍晋三首相は両国の関係改善に向けた努力を模索。首相就任直後の2006年10月初頭に、北京とソウル(Seoul)を訪問している。

 日本の各メディアは、温首相サイドも8日、公明党・太田代表との会談のなかで訪日の意志を明らかにしたと報じている。これについて中国外務省報道官は9日、温首相訪日の発表は時期尚早と述べる一方で、「10月の安倍首相訪中の際、両国は首脳陣による意見交換を再開すべきとの共通認識を持った」とも付け加えた。

 写真は10日、ASEAN首脳会議出席のためセブ(Cebu)訪問中の李外相。(c)AFP/HOANG DINH Nam