【ローマ/イタリア 10日 AFP】サッカー、スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード(Real Madrid)のスポーツディレクターを務めるプレドラグ・ミヤトヴィッチ(Predrag Mijatovic)氏は10日、元イングランド代表の主将デビッド・ベッカム(David Beckham)が今季限りでチームを退団する事を明らかにした。

 イタリアのテレビ局「スカイ・イタリア(Sky Italia)」のインタビューに応じたミヤトヴィッチ氏は「(ベッカムの移籍について)彼はマドリードを離れるだろう。クラブは契約更新を行わない」と語り、契約が満了を迎える2007年6月でベッカムが移籍する事を示唆。これに対しベッカムの代理人が「契約延長の話し合いは現在も続いている。」とコメントした。

 2003年にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からレアル・マドリードに4年契約で移籍したベッカムは、元フランス代表ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏らと共にチームの中心として活躍するも、06-07シーズンに就任したファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督の下では出場機会に恵まれておらず(公式戦25試合でフル出場は6試合)、今後の動向が注目が集めていた。

 現時点でイタリアや英国、米国など複数のクラブがベッカム獲得に動いているが、退団後の去就は正式に決定していない。

 写真は、スペインリーガエスパニョーラ1部のヘタフェ(Getafe)戦に臨むベッカム(2006年10月14日撮影)。(c)AFP/PIERRE-PHILIPPE MARCOU