【ルアンダ/アンゴラ 11日 AFP】アンゴラ北部Uije州で2006年に12人が原因不明の死を遂げた事件で、保健省は10日、懸念されたマールブルグ病ウイルス(Marburg virus)によるものではなく、腸内寄生虫が原因であるとの見方を示した。

 国内では、2004年10月にマールブルグ病ウイルスによって220人超が死亡。今回、12人が原因不明の死を遂げたことで、マールブルグ病ウイルスが再び猛威をふるったのではないかとの懸念が起きていたが、保健省が米国ジョージア州アトランタ(Atlanta)の研究所で検査を行った結果、その可能性がないことが明らかになった。

 2002年の休戦合意まで27年間にわたり内戦に苦しんだアンゴラでは、インフラの整備がまったく行き届かず、公衆衛生の改善が大きな課題となっている。

 写真は血液検査をする検査員(2005年10月13日撮影)。(c)AFP