【東京 9日 AFP】東京大学生産技術研究所などの研究チームは9日、モーリシャス(Mauritius)島東800キロのインド洋の中央海嶺(かいれい)付近を海中ロボットで探査し、世界最大級の海中溶岩平原があることを確認したと発表した。

 同研究所附属の海中工学研究センター長、浦環教授によると、「溶岩台地はインド洋だけでなく、世界でも最大級」という。同チームは北部で熱水がわき出ている場所も発見した。溶岩は水深2700メートルにあり、全長14キロ、幅2.7キロに及び、厚さ300メートルにわたって台地を覆っている。

 前月から始まった今回の探査に用いられている海中ロボット「r2D4」は、これまでの海底調査でも使用され、2006年にはマリアナ背弧海盆(Mariana basin)付近の熱水港の探査にも活躍した。浦教授によると、水深4000メートルまで潜行可能なr2D4は、高性能センサーを搭載し、障害を避けながら海底に沿って探査することができるという。

 写真は東京大学で9日、溶岩台地の画像を説明する浦教授。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO