【ソウル/韓国 10日 AFP】日本海の名称を巡り、宋旻淳(ソン・ミンスン、Song Min-Soon)外交通商相は10日、引き続き韓国名「東海」を主張する立場を改めて示した。

 宋外相は「政府は日本海の名称を東海に改めるよう国際水路機関(IHO)に引き続き要求し続ける」と述べ、日韓関係の改善に向けて盧武鉉(ノ・ムヒョン、 Roh Moo-Hyun)大統領が安倍晋三首相に提案した「平和の海」への改称に否定的な立場を示した。

 日本側が主張する「日本海」という名称は長く日韓関係における火種となっており、関係改善を目指す盧大統領が2006年11月の日韓首脳会談の席上で「平和の海」または「友誼(ゆうぎ)の海」といった名称を提案していた。

 8日にこの事実が発覚したことで大統領はKorea Timesから「素人外交」とたたかれるなど、非難の声が相次いでいる。これを受けて宋外相は、「大統領は両国の関係改善に向けて、発想の転換を例示したに過ぎない」と述べた。大統領府は「大統領の提案は非公式なものであり、それ以降展開はないない」としている。

 一方、塩崎恭久官房長官は9日、「日本海が唯一の名称」と述べ、冷やかな反応を示している。

 写真は外務省での定例会見に臨む宋外相(2006年12月28日撮影)。(c)AFP/JUNG YEON-JE