大気汚染関連による死者が1か月で3600人 - イラン
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【テヘラン/イラン 9日 AFP】人口700万人以上が住む首都テヘラン(Tehran)で、わずか1か月の間に3600人が大気汚染のために死亡していると、最新の調査結果を当局が発表した。首都の環境状態について「集団自殺」に等しいと表現した。
テヘラン市大気汚染防止委員会のMohammad Hadi Heydarzadeh氏は、「イスラム暦アバン月(10月23日~11月23日)の1か月間で3600人が、直接的・間接的に公害によって死亡した」とイランKargozaran紙に対して語った。
同月の死因の多くは大気汚染によってもたらされた心臓発作で、また心臓障害で亡くなった人々のうち80%の死因はスモッグが原因だった。「非常に深刻で致命的な危機。集団自殺だ」と警告を発し、「真の大気汚染対策が不可欠だ」と述べた。
■ 汚染による死亡者は急増
最新の統計によると、イラン国内で大気汚染に関連する死者は急増しており、2005年3月から2006年3月までの1年間では9900人に上った。
特に国内で人口密度が最も高いテヘランでは、汚染対策が講じられていない旧型の自動車約130万台が使用されているとみられ、これらの車両が排出する一酸化炭素が、呼吸器系および循環器系障害による最大の死因であると非難されている。
■ 国際標準を満たしていない環境基準
イラン国内の自動車計600万台のうち半数は国際的な環境基準を満たしていない。また燃費も悪く、欧州の自動車の約2倍の量のガソリンを消費している。またガソリン1リットル9セント(約11円)前後という安値が後押しし、道は車であふれ、ラッシュアワーには激しい交通渋滞となる。
さらに冬季には無風状態と冷気が重なり、テヘラン上空にスモッグ雲が数日間滞留することも珍しくなく、大気汚染による急性症状が深刻な問題ともなる。
700万人以上のテヘラン市民、特に高齢者と子どもに対して当局は、大気汚染のピーク時には常に外出しないよう呼びかけている。また児童を守るため、学校も休校させている。
写真は、マスクをして首都テヘランを歩く女性。(C)AFP/ATTA KENARE
テヘラン市大気汚染防止委員会のMohammad Hadi Heydarzadeh氏は、「イスラム暦アバン月(10月23日~11月23日)の1か月間で3600人が、直接的・間接的に公害によって死亡した」とイランKargozaran紙に対して語った。
同月の死因の多くは大気汚染によってもたらされた心臓発作で、また心臓障害で亡くなった人々のうち80%の死因はスモッグが原因だった。「非常に深刻で致命的な危機。集団自殺だ」と警告を発し、「真の大気汚染対策が不可欠だ」と述べた。
■ 汚染による死亡者は急増
最新の統計によると、イラン国内で大気汚染に関連する死者は急増しており、2005年3月から2006年3月までの1年間では9900人に上った。
特に国内で人口密度が最も高いテヘランでは、汚染対策が講じられていない旧型の自動車約130万台が使用されているとみられ、これらの車両が排出する一酸化炭素が、呼吸器系および循環器系障害による最大の死因であると非難されている。
■ 国際標準を満たしていない環境基準
イラン国内の自動車計600万台のうち半数は国際的な環境基準を満たしていない。また燃費も悪く、欧州の自動車の約2倍の量のガソリンを消費している。またガソリン1リットル9セント(約11円)前後という安値が後押しし、道は車であふれ、ラッシュアワーには激しい交通渋滞となる。
さらに冬季には無風状態と冷気が重なり、テヘラン上空にスモッグ雲が数日間滞留することも珍しくなく、大気汚染による急性症状が深刻な問題ともなる。
700万人以上のテヘラン市民、特に高齢者と子どもに対して当局は、大気汚染のピーク時には常に外出しないよう呼びかけている。また児童を守るため、学校も休校させている。
写真は、マスクをして首都テヘランを歩く女性。(C)AFP/ATTA KENARE