【ソウル/韓国 9日 AFP】在韓米軍司令官のB.B.ベル(B.B. Bell)陸軍大将は9日、韓国国内で大規模な米軍基地を新たに建設・移転する計画について、2008年までの完了が「米韓の合意事項」と強調した。併せて、在韓米軍の生活の質を保証する必要があると語った。

 2万9500人の在韓米軍を率いるベル陸軍大将はソウル(Seoul)で記者会見し、(移転が2013年になるとの見方が示されていることに対し)2008年を期限とする移転計画については米韓両国で合意済みであり、計画通りに行なわれるよう望む姿勢を示した。

 韓国国防省は前月、米軍基地の移転に関する声明の中で、予定期限の2008年までには完了しない可能性もあると発表。移転完了の具体的な時期については明言を避けている。遅延理由は、土地を受け渡す住民の抵抗や、推定108億ドル(約1兆2880億円)にのぼる費用の分担交渉が難航しているため。

 在韓米軍は朝鮮戦争(1950年-1953年)以来、北朝鮮の攻撃に対する防衛支援のため数十万人規模で国内に展開してきたが、世界規模で進行中の米軍再編計画の一環として再配置計画が浮上した。案として、ソウル南方70キロメートルの平澤(Pyeongtaek)、同300キロメートルの大邱(Daegu)の2か所に中心基地を建設し、国内35か所に散在している基地を集約する再配置計画が示されている。

 写真は同日、ソウルの記者会見で話すベル大将。(c)AFP/KIM JAE-HWAN