【ラスベガス/米国 9日 AFP】大手検索エンジン会社間の競争がモバイル分野に波及しつつある中、ヤフー(Yahoo)とモトローラ(Motorola)は8日、両社が進める携帯電話によるインターネット事業展開の詳細を発表した。

■400種以上の携帯電話機で「Yahoo Go for Mobile」利用が可能に

 ヤフーConnected Life担当のMarco Boerries上級副社長は同日、ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で開催中のコンシューマエレクトロニクス展示会(Consumer Electronics Show、CES)会場で、Ed Zanderモトローラ社長との共同記者会見を開き、ヤフー社の携帯電話向けサービス「Yahoo Go for Mobile2.0」のベータ版が、同社ウェッブサイトで同日より利用可能になることを発表した。

 このサービスは、米国内で市場に、現在、普及している携帯電話との互換性があるという。2007年末までには、現在、ヤフーが提携しているノキア(Nokia)、サムスン (Samsung)、モバイル端末BlackBerryのメーカー、Research In Motionなどの、400種以上の携帯電話機で「Yahoo Go for Mobile」が利用できるようになる見通し。

 また、近く発売のモトローラ製の携帯電話には、ワン・クリックで簡単にインターネットにアクセスできるYahoo Go for Mobileのサービス機能が搭載される予定。

■携帯電話もパソコンと同じようにインターネットへの接続が可能に

 ヤフーはこれまで、世界各国の携帯電話会社と提携し、「oneSearch」と呼ばれるサービスの普及に取り組んできた。このサービスを利用すれば、デスクトップのパソコンからと同じように、携帯電話からも手軽にインターネットへの接続が可能になる。1月下旬には、インターネット対応の携帯電話であればどの機種でも利用できる形式で提供される予定。「Yahoo Go for Mobile」は、この「oneSearch」の一部。

 Boerries副社長は、「oneSearchはモバイル末端によるインターネット検索方法を根本的に改善したもの」だと説明する。これを利用すれば、そのモバイル末端利用者の位置を探知できるほか、天気予報、ビジネス、イベントなどに関する情報を、他の検索結果と一緒に列挙できる。また、ユーザーは通常のソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用するのと同じように、ビデオ映像や写真を共有することもできる。

「この10年間の試行錯誤の末、初めてインターネットが携帯電話でも手軽に利用できるようになった。つまり、ポケットに中にインターネットが入るようになったのだ」と、Boerries副社長は指摘する。

 モバイル末端の愛好家を獲得することは、ヤフーにとって2007年の3大重要営業戦略の1つ。「次のインターネット戦争の主要戦地は、モバイル分野だと考えている」というBoerries副社長は、「我が社は現在、この戦争での勝利を狙える位置につけていると思います」と語った。

 写真は同日、ラスベガスのCES会場で「Yahoo Go」について語るZanderモトローラ社長。(c)AFP/ROBYN BECK