【バグダッド/イラク 7日 AFP】ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相が国軍設立86周年を記念する演説で6日、首都バグダッドでの反政府勢力や宗派間の抗争激化抑制を目的とした、修正を加えた新治安計画を発表した。

 首相は「宗派や党派にかかわらず、いかなる違法行為も擁護しない」とし、「我々は、いかなる政治的、宗派的勢力の介入も拒否する」と発言。同計画の施行により米軍支援のイラク軍には、より大きな権限が与えられることになるとしているものの、詳細については明らかにしていない。

 首相はこの計画に対し、「イラク軍がこの計画を強力に推進し、多国籍軍にはイラク軍を支援する期待が込められている」と語っている。

 また「各司令官らは、それぞれの監督地域でこの計画を遂行するための全権限が与えられることになる」と語り、司令官らは上層部からの決定を待つことなく、迅速な行動が取れることも示唆した。

 計画は無期限となっており、治安強化などの目標が達成されるまで計画は継続する。

 バグダッドでは、治安強化計画「Operation Together Forward」が2006年6月から治安確保を目的に施行されてはいるものの、国連(United Nations、UN)によると毎日多数の人々がバグダッドで殺害されているという。

 写真は同日、イラクの軍隊の日に際し、バグダッドの無名戦士の墓地で祈りを捧げるマリキ首相とAbdel Kader Jassem al-Obeidi国防相。(c)AFP/IRAQI PRIME MINSTER'S OFFICE