【ピッツバーグ/米国 5日 AFP】NFL、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)のビル・カウアー(Bill Cowher)ヘッドコーチが記者会見を行い、辞任を発表した。

1992年からの15年間、ヘッドコーチとしてチームを牽引したカウアー氏は、昨季の第40回スーパーボウル(Super Bowl XL)ではチームを優勝に導いた。

辞任の理由についてカウアー氏は「自分にとって何がベストなのかと考えた結果、家族だと感じた。だからヘッドコーチを辞任することが正しい選択であり、そうしようと決めた」と答え、今後については「妻と3人の娘は、私の為にたくさんの犠牲を強いられてきた。家族の傍にいたいと感じたし、今はこれから持てる家族の時間を楽しみにしている。」と語った。

ここ約40年間でスティーラーズは、殿堂入りを果たしているチャック・ノール氏(Chuck Noll)(1969-91)とカウアー氏(1992-2006)の2人でチームの指揮を執ってきた。カウアー氏はレギュラーシーズン149勝90敗1分、通算161勝99敗1分という輝かしい成績を残し、NFL史上10人しかいない1つのチームで通算130勝以上挙げているヘッドコーチの一人となった。

辞任の意向を固める前にスティーラーズのオーナー、ダン・ルーニー氏(Dan Rooney)とアート・ルーニー社長(Art Rooney)と会談したというカウアー氏は「オーナーが15年前に私にチャンスをくれた。このような機会をくれた彼への感謝は一生忘れない」とオーナーへの感謝の意を述べた。

スーパーボウルでチームを4度の優勝へ導いたノール氏の後任として就任したカウアー氏は、相当なプレッシャーだったにも関わらず見事に手腕を発揮した。

AFCワイルドカードで進出を果たした昨季のプレーオフでは、3連勝を収めてチームをスーパーボウルへ導いた。そして迎えたシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)戦を21-10で勝利し、唯一持っていなかったスーパーボウルのタイトルを獲得したのと同時に、NFL史上2人目となる出身地のチームにタイトルをもたらしたヘッドコーチとなった。

写真は、笑顔で会見に応じるカウアー氏。(c)AFP/Getty Images Jeff Swensen