【マドリード/スペイン 2日 AFP】30日にマドリードのバラハス(Barajas)国際空港の駐車場で起きた爆弾テロ事件に巻き込まれ行方不明となっている南米出身の男性2人について、スペイン内務相は1日、生存はほぼ絶望的との見解を示した。事件の発生前、同組織のメンバーを名乗る人物がテロの予告電話を入れていたことから、このテロは非合法過激派組織「バスク祖国と自由(ETA)」による犯行とみられている。過去40年間にわたるテロで約850人の犠牲者を出したETA紛争をめぐっては、ETAが9か月前に停戦合意を発表していたが、今回の爆破事件によってこの合意は破られた形となり、紛争終結への期待は一気に低下した。写真は1日、マドリードのバラハス国際空港で車両の残骸を除去する作業員。(c)AFP/JAVIER SORIANO