【ワシントンD.C./米国 25日 AFP】「ロバート・ゼーリック(Robert Zoellick)国務副長官がブッシュ政権を去り、ウォール街(Wall Street)でより高い収入の職に就くことを検討している」とフィナンシャル・タイムズ紙(Financial Times)は24日、政府関係者の話として報じた。同紙は政権に近い匿名の情報提供者の言葉を引用し、ゼーリック副長官の離職は「目前」であり、すでにメリルリンチ(Merrill Lynch)など複数の銀行と接触したと伝えた。同紙によるとゼーリック副長官は、ここ1年、退任の憶測が絶えなかったジョン・スノー(John Snow)財務長官の後任となることを望んでいたが、スノー長官は退任の意思を見せていない。写真は10日、ワシントンD.C.の連邦議会の「中国の復活」に関する下院外交委員会で、証言するゼーリック副長官。(c)AFP/Mandel NGAN