氷河からの軍撤退協議、進展せず - インド
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【ニューデリー/インド 24日 AFP】インドの国防相は24日、世界一標高の高い紛争地域、カシミール(Kashmir)地方のシアチェン(Siachen)氷河からの軍撤退について、インドとパキスタンの両政府が協議を行ったが、大きな進展には到らなかったと発表した。専門家らは、この問題の行き詰まりが、核武装しているインドとパキスタンが2004年に正式に開始した和平交渉を後退させるものではないとみている。軍の専門家によると、この標高6300メートルの氷河には7000人のインド兵と4000人のパキスタン兵が配置されているが、凍てつく気温、高い標高、事故による犠牲者の数は実際の戦闘で失われる命を上回っている。シアチェン氷河は戦略的にはあまり価値のある土地ではないと分析されているが、インド政府は、軍を撤退すればパキスタン兵に尾根周辺を占領される可能性があることを懸念している。写真は、国境のシアチェン氷河で警備にあたるインド陸軍兵(2001年12月25日撮影)。(c)AFP