【6月7日 AFP】【6月7日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)と5年契約を結んだブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、同クラブでさらなる成功を収める自信のほどを語った。

 カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)から移籍したばかりのネイマールは、クラブの公式ウェブサイトに、「バルセロナに自分の名を残したい」とコメントを寄せた。

 多大なる期待を背負ってバルセロナに加入したネイマールだが、同じくブラジル出身で2003年から2008年までバルセロナに在籍して成功を収めたロナウジーニョ(Ronaldinho)と比較されると、「ロナウジーニョと比べることができない人はいないよ。彼はバルサや、ブラジル代表チームで歴史を築いた。そして今でも歴史を書き続けている」と謙遜している。

「僕はまだ自分の歴史を書き始めているところだよ」

 ロナウジーニョはバルセロナに在籍した5年間に2度、リーグ優勝を経験したとともに、2005-06シーズンにはチャンピオンズリーグ制覇を果たした。また、2004年と2005年には世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に輝いている。

 バルセロナで華々しい功績を残したロナウジーニョの記録に張り合いはしないと言うものの、ネイマールはバルセロナのプレースタイルを取り入れることを楽しみにしていると語る。

 ネイマールは、バルセロナがサントスを4-0で破った2011年のクラブW杯(2011 FIFA Club World Cup)決勝でそのプレースタイルを直に見ている。

「あの試合で一番感心したのは、バルサのサッカーがシンプルだということだった。目的を達成するためにプレーするだけではなく、美しいサッカーを見せようとしていた。あの試合を見ていた全員がバルサに畏敬の念を抱いた。バルサのファンだけではなく、記者たちも、サントスの選手の僕たちも」とネイマールは話した。(c)AFP