【3月25日 AFP】中国の国家品質監督検験検疫総局(General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantine)は25日、航空機で中国に到着した日本人2人から、基準値を「著しく超える」量の放射線が検出されたと発表した。

 この2人は、東京から23日に江蘇(Jiangsu)省無錫(Wuxi)の空港に到着した男性旅行客で、現在は病院で手当てを受けている。2人の衣服や荷物は廃棄されたが、周囲の旅行客に影響を及ぼすことはないという。

 2人は福島第1原子力発電所から200~350キロ圏内に在住だとされるが、検出された放射線量などの詳細は明らかになっていない。

 前週にも、台湾当局が、日本から入国した日本人26人から放射性物質が検出されたが、健康に害を及ぼすレベルではないと発表している。放射線のほとんどは、旅行者の靴や服から検出されたという。(c)AFP