【6月5日 AFP】サッカーアルゼンチン1部のニューウェルス・オールドボーイズが、ライバルチームのプロ選手と写真を撮ったユースアカデミーでプレーする少年たちをトレーニングから外し、奨学金を剥奪したことで怒りを買っている。

アカデミーに所属する9歳の6選手は、3月に行われた大会で息子の試合を観戦しに来たCAロサリオ・セントラルのイグナシオ・マルコラとの写真を撮った。少年たちはニューウェルスのユニホームを着ていたが、一部の人はこれをリオネル・メッシが少年時代に在籍していた同クラブに対して忠義を欠く行為と解釈した。

同じロサリオ市にある1部リーグクラブ同士のライバル関係は、サッカー熱の高いアルゼンチンの中でも最も激しいもので、時にはファンの暴力にまで発展することもある。

ニューウェルス側は、少年たちが罰せられているわけではないとしており、声明では「潜在的な嫌がらせ」から守るための措置だとしている。

一方で、元ニューウェルスの選手でアルゼンチン代表をW杯制覇に導いたリオネル・スカローニ監督はこの措置を批判し、「子供たちが1部リーグの選手と写真を撮りたがったことを評価すべきだ」「もし暴力を根絶したいのであれば、正反対のことをしなければならない。写真を撮らせ、もし彼らの夢がいつか1部リーグでプレーすることなら、どのチームでプレーするかは問題ではない」と述べた。

ニューウェルスの会長は、他の親から脅しを受けた一部の親から、子供たちをプレーさせないように頼まれたと明かしている。(c)AFP