【5月17日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は16日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で開幕し、東京五輪王者のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)はメジャー最少タイの「62」をマークする9アンダーで首位発進した。

 10番からスタートしたシャウフェレは前半に5バーディーを奪うと、後半にも4バーディーを沈めるなどノーボギーで初日のラウンドを終え、「ビッグトーナメントで最高のスタートを切れた」と手応えを口にした。

 スコア「62」は、昨年の全米オープン選手権(2023 US Open Championship)の自身とリッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)、そして2017年の全英オープン(The 146th Open Championship)でブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)がマークしたメジャー最少記録に並んだ。また、バルハラGCでは、2000年の全米プロゴルフ選手権でホセ・マリア・オラサバル(Jose Maria Olazabal、スペイン)が樹立した「63」を抜くコースレコードとなった。

 米国勢のトニー・フィナウ(Tony Finau)、マーク・ハバード(Mark Hubbard)、サヒス・ティーガラ(Sahith Theegala)が3打差の6アンダー「65」で2位タイに続き、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)らが5アンダー「66」で5位グループを形成している。

 世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)は、パー4の1番でピンから167ヤード離れた9番アイアンでの2打目をワンバウンドで沈め、いきなりイーグルをマークするなどし、4アンダー「67」でホールアウト。前回覇者でメジャー通算5勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)らと12位タイに並んだ。

 これまでメジャー通算3勝を記録し、今大会を制すれば生涯グランドスラムを達成するジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は、2アンダー「69」の32位タイ、同15勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、3バーディー、4ボギーと出入りが激しく1オーバー「72」の85位タイにつけている。(c)AFP/Jim SLATER