【5月16日 CGTN Japanese】中国最大規模の液化天然ガス(LNG)運搬船建造プロジェクトである中海油液化天然ガス運搬船の一号船の「緑能瀛」が15日、上海市長興島で引き渡されました。

「緑能瀛」は全長299メートル、幅46.4メートルで、使用された鋼材は2万5000トンです。甲板面積は標準的なサッカー場3面分に相当し、700万世帯の1か月分のガス需要に相当する17万4000立方メートルの液化天然ガスを積載することができます。従来型のLNG運搬船と比べて船体の重量を1500トン以上減らすことで燃費を削減して、1日当たりの航行での炭素排出を10トン以上削減でき、1航海当たりのLNG運搬量を800立方メートル増やせます。

 液化天然ガス運搬船は「海上移動フロート」として、LNG取り引きの柔軟化と産業の大規模化や一体化を実現する重要なインフラと見なされています。中海油液化天然ガス輸送船プロジェクト第1期では、搭載量17万4000立方メートルの液化天然ガス輸送船6隻を建造します。すべて稼働すれば、900万世帯が3年間使用できる量に相当する、年間約350万トンのLNGが世界各地から輸送されるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News