マスターズ記念品を盗み売却 オーガスタ元従業員が有罪認める
発信地:ワシントンD.C./米国
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【5月16日 AFP】男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)が開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)の元倉庫従業員が、アーノルド・パーマー(Arnold Palmer)氏のグリーンジャケットを含む大会記念品などを盗み、オンラインの仲介業者に売り渡した事件で有罪を認めた。
米イリノイ州北部地区連邦検事局によると、リチャード・グロベンスキー(Richard Globensky)被告(39)には盗品の輸送および譲渡の罪で最高10年の懲役が科される可能性があるという。量刑は10月29日に言い渡される。
検察当局によると、グロベンスキー被告は2009年から22年にかけて、オーガスタの倉庫助手として勤務していた際にマスターズのグッズや記念品を盗んでいた。
盗難にあった品の中にはマスターズを制覇したパーマー氏やジーン・サラゼン(Gene Sarazen)氏、ベン・ホーガン(Ben Hogan)氏に授与されたグリーンジャケットや、大会の共同創設者であるボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)氏の署名が入った直筆の文書や手紙が含まれていたという。
また被告は、倉庫からマスターズのシャツ、帽子、旗、時計、マグカップなどの大会グッズを大量に盗み出していた。
グロベンスキー被告は記念品やグッズを、フロリダ州の仲介業者に総額560万ドル(約8億7000万円)で売り渡したという。(c)AFP