豪男性、ヘビにかまれ死亡
このニュースをシェア
【3月21日 AFP】オーストラリア北東部クイーンズランド(Queensland)州の保育所で、男性が駆除しようとしたヘビにかまれて死亡した。現地メディアと救急当局が20日、明らかにした。
救急当局によれば、救急隊が19日午後に現場に到着した時、男性は重体だった。男性は搬送先のタウンズビル(Townsville)の病院で死亡した。
男性がかまれたのは、世界有数の危険な毒ヘビ、ブラウンスネークとみられている。
現地メディアは、男性は保育所でヘビを駆除しようとしていたと報じている。
オーストラリアでヘビにかまれて死亡するのは珍しく、年に数件しか起きていない。
オーストラリア保健福祉研究所(Australian Institute of Health and Welfare)によると、毎年約200人がブラウンスネークにかまれて入院している。
南半球に位置するオーストラリアでは、春から夏に当たる9~1月にヘビの活動が最も活発になる。
オーストラリア爬虫(はちゅう)類アカデミー(Australian Reptile Academy)のクリスティーナ・ズデネック氏は、ヘビにかまれた際の最善の対処法は「安静にし、落ち着いて手足全体に伸縮性のある包帯をしっかりと巻くこと」だと説明。「決してヘビを殺そうとしないように」と付け加えた。(c)AFP