【8月9日 MODE PRESS】8月17日から9月2日までの約2週間にわたって開催される「ジャパン・レストラン・ウィーク2012(JAPAN RESTAURANT WEEK 2012) サマープレミアム」のビューティ企画で血液型別食事法を取り入れたメニュー開発にアドバイザーとして参加している栄養コンサルタントのエリカ・アンギャル(Erica Angyal)。華やかかつヘルシーなメニューをフランス料理と中華料理という2つの分野で実現する。

■血液型別食事法?

 ここ最近、ハリウッドセレブたちの間でも人気の食事法として取り入れられているのが、血液型別食事法だ。いまでは、関連書籍は大ベストセラーとなっているほか、人気医師がテレビ番組で食事法を紹介するなど、話題に尽きない。しかし、いわゆる一時的な“ブーム”としてではなく、科学的根拠のある効果的なアプローチとして認知されはじめている。

 たとえばO型は、狩猟民族型といわれており、農耕・牧畜文化が人類に定着する以前の紀元前4万年~3万年ごろに生息した狩猟採集民族がルーツ。現代でも胃酸、肉類の消化酵素を多く持つ。穀類や乳製品の分解は苦手とされているため、動物性タンパク質をたっぷり摂取すること。穀類の摂りすぎに注意する必要があり、小麦や牛乳は控えめにするのがおすすめ。

 農耕民族型といわれるのが、A型。紀元前2万5千~1万5千年頃に誕生したとされている民族この血液型は、現代でも植物から栄養を吸収する高い能力を持っているといわれている。穀類を分解する消化酵素が多く、肉類や乳製品の分解は苦手とされているので、野菜や果物、豆類をたっぷり摂る食事がオススメ。肉類や牛乳は控えめに、良質の炭水化物を摂取するようこころがけると良い。

 遊牧民型といわれているのがB型。人類が牧畜を開始した紀元前1万5千~1万年頃に生息した民族がルーツで、現代でもさまざまな食材を消化できる。乳製品との相性もよく、肉類の分解も上手とされているので、バラエティ豊かな食材を摂ることで健康的な生活を過ごすことができる。動物性タンパク質をしっかりと摂り、乳製品を楽しんだ食生活がオススメ。

 前者とは違って現代的ミックス型といわれているのがAB型。A型とB型にルーツがあり複雑に両者が遺伝している、ごく新しい血液型。胃酸は少ないが、肉類の消化酵素はあり、植物から栄養を取り込む能力がある。乳製品はヨーグルトなど発酵したものを摂るのがおオススメ。タンパク質は魚と豆類が良いとされている。ドカ食いはNG。

 上記の知識を踏まえて、今回はレストラン アイ(Restaurant-I)(フランス料理)とチャイナ・ブルー(CHINA BLUE)(中華料理)とコラボレーションし、華やかだけれどヘルシーなメニュー4タイプを用意した。

▼レストラン アイ(ディナーコースのみ、7,350円)
A型:鱈の低温キュイ ブイヤベースのジュ
B型:骨付き子羊のロティ ブルビチーズと黒オリーブを花ズッキーニに詰めて
AB型:鱈のロティ 豆のピュレ ソース“ストックフィッシュ”
O型:ミルフィーユ ドゥ ブッフ 3種の旬野菜のフリチュール]

▼チャイナ・ブルー(デイナーコース、7,350円。ご希望によりランチでも提供)
A型:白身魚の中国黒豆味噌蒸し 豆腐を添えて にんにくの香りをのせて
B型:帆立貝の四川風辛子炒め マカデミアンナッツ、玉葱と共に
AB型:白身魚と豆腐の重ね蒸し 風味豊かな味噌ソースで
O型:和牛肉さいの目切りステーキと玉葱の炒め スパイシーな黒胡椒ソースで

 いまや世界中の医師や専門家たちが活用している「血液型別食事法」。モデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)や女優のグウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)をはじめ、数多くのセレブが同様の食事法を実践していることでも注目されている。今回のジャパン・レストラン・ウィーク企画をきっかけに、食生活を見直してみるのもいいかもしれない。(c)MODE PRESS