【6月15日 AFP】南米で最も主要なファッションイベントのひとつ、13年春夏サンパウロ・ファッションウィーク(Sao Paulo Fashion Week)が、ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)で16日まで開催されている。

 会期中には、「ヘルコビッチ・アレキサンドレ(HERCHCOVITCH;ALEXANDRE)」や「トゥフィ・デュエキ(TUFI DUEK)」「アニマレ(Animale)」など、約30の地元ブランドが春夏コレクションを発表する。

 今シーズンは、「We transform: Stories worth telling(私たちの変化:伝えるべきストーリー)」をテーマに掲げ、ブラジルの伝統や地域性ならではのデザインに着目した。建築家マルセロ・ローゼ ンバーム(Marcelo Rosenbaum)を中心に構成されたデザイナーと貧困地域で生活する人々が共同で手がけるサステナブル・プロジェクトも披露される。

 イベントには、欧米や中東など世界各国からバイヤーが来場。ファッションウィーク全体のクリエイティブ・ディレクターを務めるパウロ・ボルジェ(Paulo Borges)は「サンパウロ・ファッションウィークの独自性に、世界が注目している。ブラジルは、独特の文化を持った、ユニークな国。これからは、衣類 を“生産する国”から“デザインを発信する国”にならなくてはいけない」と会見で語った。(c)AFP

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