【9月12日 AFP】米・ニューヨーク市内で10日、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)をデザイナーに迎えた仏ブランド「ラコステ(LACOSTE)」が12年春夏コレクションを発表した。

■ポルトガル出身の新デザイナー

 ポルトガル出身のバティスタは、現在36歳。前デザイナーのデザイナークリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)の後任として、今シーズンより「ラコステ」を率いることになった。 バティスタは、テニス選手として活躍し、1933年にブランドを創立 したルネ・ラコステ(Rene Lacoste)について「彼は明確なビジョンを持った人物でした」とコメント。

 また、思い描く女性像について「エレガントでカジュアル、そしてシックな女性です」と語る。その言葉通り、ランウェイにはポロシャツ・ドレス や、アールデコ風の幾何学プリントが印象的なシルクのブラウスなど、女性らしさを引き立てるシックな作品が並んだ。

■女性にブランドアピール

 ラコステのクリストフ・シュニエ(Christophe Chenut)CEOは「我々の顧客の80%は女性ですが、ウィメンズの売上は全体のわずか20%。女性は、主にメンズ商品を求めて店舗にやってきます」 とコメント。「女性に向け、ブランドをアピールすることが2012年の重要な戦略的目標です」と語った。ショーでも、メンズモデルよりウィメンズ モデルの方が目立っていた。

 また、アジア市場の開拓に向け、アジアのメディアを積極的に招待。1200名のゲストのうち約3分の1を、アジアのファッション関係者が占めた。(c)AFP/Brigitte Dusseau

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