【9月10日 MODE PRESS】東京・銀座の三越銀座店は11日、銀座・有楽町エリア最大の商業施設としてリニューアルオープンを迎える。

 売り場面積は、約1.5倍の約3万6000平米に拡大。銀座通りに面した従来の本館に、地上12階、地下4階の新館を増築した。地上1~2階に は本館と新館を繋ぐパサージュを設け、地下と地上3階~8階で両フロアを連結。初年度の売上高は630億円を計画している。

■銀座スタイルを提案

 リニューアルの目玉は、各フロアのバイヤーが商品をセレクトした自主編集売り場「銀座スタイル」。ブランドのテナント出店を減らし、ドレスや バッグ、シューズなど、商品ごとにみせる売り場作りに力を入れた。洋服感覚で着物選びを楽しめる「サロン ド きもの」(2階)や、日本最大級のドレスコーナー「モンミロワール」(4階)、約1000種の生地を揃えたスーツ売り場「ビジネスクロージング」(7 階)、パーソナルギフトにも対応する「シンプリーハート」(8階)など、幅広い顧客に対応する展開が魅力だ。
 
■アジアからの観光客にも対応

 2階には、海外からの観光客に向けた、外国人観光案内所を新設。英語・中国語に対応するスタッフが常駐し、銀座の街案内や銀座三越での買い物の 免税手続きなどを行う。さらに、中国で圧倒的なシェアを誇る「銀聯カード」対応のATMを設置する。

 出店するブランド店舗でも、中国語を話せるスタッフを雇うなど、年々増加するアジアからの観光客への対応を積極的に進めている。

■街全体の活性化を

 時間単位で幼児を預かってくれる託児サービスや、親子で使える休憩室など、子ども連れに優しい設備も充実。ユニバーサルフィッティングルームや スロープの設置など、バリアフリー化にも力を注いでいる。

 また芝生広場や134席のレストスペースを備えた9階の「銀座テラス」は夜11時まで一般開放。銀座を訪れた誰もが気軽にくつろげるスペースを 提供することで、街全体の活性化を目指す。(c)MODE PRESS

【店舗詳細】
三越 銀座店
住所:東京都中央区銀座4-6-16
営業時間: 地下3階~地上8階/10階:午前10時~午後8時 ※一部飲食店舗を除く
       銀座テラス(9階):午前10時~午後11時 ※一部施設を除く
       11・12階 レストランフロア:午前11時~午後11時

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