2007年07月11日 11:09 発信地:東京![]()
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【東京 11日 上間常正】時計とジュエリーとアートの競演~スイスのジュエリー時計ブランドの第一人者「ピアジェ(PIAGET)」の歴史をたどる名品を集めた展示イベント「エクストラヴァガンザ」展が10日夜、東京・六本木の国立新美術館で開かれた。展示は時計、ジュエリーのほか、フランスのアーティスト、ピエール&ジル(Pierre et Gilles)がコラボレートした広告ビジュアルオリジナル4点と初公開の新作1点を含む5点など。華やかで遊び心に満ちた、一夜限りの楽しい催しだった。
■エクストラヴァガンザ=狂想劇
新美術館1階の広いホワイエに展示された作品は約150点。ピアジェが業界の常識を打ち破るような数々のデザイン的挑戦を展開した1960、70年代の作品が中心だ。展示のタイトルとなったエクストラヴァガンザ(狂想劇)は、華々しい催しやショーを意味する。
展示作はどれもその名にふさわしい、大胆な色遣いとデザインの冒険、貴金属や半貴石などの加工技術開発の試みなどが反映された逸品ぞろい。色調の異なるトルコ石をブレスレットと文字盤に配した作品や、サンゴとゴールドを曲線的に組み合わせたもの、画家サルバドール・ダリの顔が刻まれたゴールドのメダルウォッチ。ジャッキー・ケネディーが注文したダイヤとエメラルド付きの大胆だがシックな時計もある。
■ピエール&ジルによる新作ビジュアルを披露
ピアジェの創業は1874年。一般的には老舗ブランドの高度な技術的蓄積と完成されたエレガンスをイメージさせるが、展示作はピアジェがその伝統をこうした並外れてエクストラヴァガントな製品作りで培ってきたことを示している。
展示のもう一つの目玉は、ピエール&ジルが広告ビジュアルとして制作した、「イマジナリー・ガーデン」と名づけられた一連のポートレート作品4点だ。この二人が得意とする幻想的だが精密で、端正さとキッチュな冒険精神に満ちた作品が、互いにイメージを通底しながらピアジェの世界を的確に表現している。
今回の展示では、ドレスキャンプのデザイナー岩谷俊和が衣装を作り、モデルの杏を起用したピエール&ジルの新作ポートレートが公開された。衣装や画面全体をバラが薫り、星や星型のヒトデ、チョウが独特の光線効果で輝く、不思議なやすらぎ感が漂う作品だ。
■アジア的なスピリットを“夢”というテーマで表現
ピエールとジルの二人は新作について、「今回はアジア的なスピリットを夢というテーマで表現してみた。まずモデルの杏にインスパイアされ、岩谷さんとのイメージの交流の結果、自然に生まれた作品だ」と説明した。
岩谷は背景となったエクストラヴァガンザについて、「常にクリエイティヴで、面白くて、前向きなこと、だと思う」と語った。(c)MODE PRESS
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