2007年02月28日 03:51 発信地:フランス![]()
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【パリ/フランス 28日 上間常正】07年秋冬パリ・コレクションは3日目の27日、コムデギャルソン(COMME DES GARCONS)やジュンヤ・ワタナベ(JUNYA WATANABE)、デザイナーが滝沢直己から藤原大に代わったイッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)などが登場。クリスチャン・ディオール(Christian Dior)やジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)などのフランス勢やヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivianne Westwood)など合わせて11のショーが開かれて本番たけなわとなった。
■イッセイ・ミヤケ(ISSEY MIYAKE)
デザイナーが3代目の藤原大に代わっての初めてのショー。藤原はこれまでA-POCの開発に携わってきただけに、新生イッセイ・ミヤケもその手法が主体となった。最近はテキスタイルや柄、ジャケットをはじめさまざまな立体的な構成もできるようになったA-POCを使った服が次々と登場し、またプリーツなどこのブランドの過去の蓄積も生かした服が並んだ。
これだけで服そのものは確かにイッセイ・ミヤケらしいし、水準も十分に高かった。しかし残念なのは、今回の第1回目のショーはそれ以上でも以下でもなかったことだ。全体としてスタートの新たなメッセージは伝わってこなかった。A-POCは服の作り方そのものを変えてしまうような画期的な要素をもっているが、ショーなどではその意味がなかなか分かりにくい面がある。今回のショーでは平面の布地を3人のモデルが並んでその場で服になってしまう場面も登場させたが、それだけでは工夫が足りなかった。
かつて三宅一生は工業製品ともいえるプリーツを、極めてアーティスティックなイメージで表現してみせた。作り方の革新性と飛びぬけて優れた芸術性がこのブランドの魅力だったが、藤原にはこうした面での今後の見せ方がこれからの課題だ。
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