2012年02月08日 11:48 発信地:東京![]()
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【2月8日 senken h】人を思う気持ちは時に、受ける側の気持ちしだいでいかようにでも姿を変えてしまう。それは恋人でも、友人、家族、いずれの相手でも同じこと。でもきっと、確かな思いは共通ではないかなぁと。そんな思いを共有できる3作を。
◆『しあわせのパン』 <しあわせのパン 公式サイト>
アツアツのできたてパンをほおばる瞬間、気付けば笑顔がこぼれている、なんて経験があるのでは。ほんわかとしたタッチが優しい気分へと誘う「しあわせのパン」の舞台は、北海道の小さな町にあるオーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」。ここを訪れるゲストたちの心の移ろいを、4つの季節でめぐる物語だ。大人も子供もそれぞれに抱える心の闇の部分が、誰かと食事をともにすることで晴れていったりする。そんな受け手となるオーナー夫妻役の原田知世と大泉洋、2人の間に流れる柔らかな空気感も本作の魅力の一つ。
◆『最高の人生をあなたと』<最高の人生をあなたと 公式サイト>
今や大女優の名をほしいままにしているイザベラ・ロッセリーニ(Isabella Rossellini)演じるヒロイン、メアリー。彼女と30年連れ添う建築家の夫(ウィリアム・ハート、William Hurt)。ふとした瞬間に訪れた人生の行く末への疑問符をきっかけに、しだいに深まる夫婦の溝と家族の絆を描いた「最高の人生をあなたと」。誰にも訪れるエージングという現実との対話がキーワードだ。時に笑いも込み上げる夫婦の悪戦苦闘ぶりが、なんともいとおしい。監督は長編デビュー作「ぜんぶ、フィデルのせい」で、巨匠である父親(コスタ・カブラス、Costa-Gavras)譲りの才能を発揮したジュリー・ガヴラス(Julie Gavras)。
◆『昼下がり、ローマの恋』 <昼下がり、ローマの恋 公式サイト>
「実にイタリア的!」と思わせる、さまざまな世代(青年、中年、シニア)のラブストーリー3作から構成される「昼下がり、ローマの恋」。「イタリア的、恋愛マニュアル」の監督作と聞けば、その魅力の程を納得するだろう。時に同感し、またある時は苦笑と爆笑の連続、締めは大人の恋に勇気をもらう。異なるタイプの恋愛模様をコメディーというスパイスで味付けする点が心憎い。同監督作品の出演を熱望していたというロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)が、本作で自身のルーツでもあるイタリア映画デビューを飾った。その相手役をイタリアの宝石こと、モニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)が好演。ほか新旧イタリア映画界の名優たちが集結。(c)senken h / text:宇佐美浩子
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