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京都のセレクトショップ「SHINA」でクリスチャン・レノンシア木彫展

2008年01月28日 18:35 発信地:東京写真ブログ


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京都のセレクトショップ「SHINA(品)」で開かれているフランス人彫刻家クリスチャン・レノンシア(Christian Renonciat)の「ラ・ヴォワ・デュ・ボワ」展。(c)MODE PRESS

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【1月28日 上間常正】京都の新感覚の高級雑貨セレクトショップ「SHINA(品)」で、フランス人の彫刻家クリスチャン・レノンシア(Christian Renonciat)の木彫を集めた展覧会が開かれている。木材の多彩な肌理(きめ)を生かした作品と、京都の古い商家の蔵という空間が微妙に溶け合い、それが店内の工芸作品群とも調和して不思議なエネルギーに満ちた空間になった。

■「木々の声」を展示

 展示のタイトルは「ラ・ヴォワ・デュ・ボワ(la Voie du bois)」、木々の声、との意味。木の材質を損なわずに、それをまるで紙や毛布のように見せたり、時には磨きこんでフランスの古いラッカーでプラスチックのように光らせたり。色を塗って金属のような材質感で構成したステンレス彫刻のようなオブジェもある。

 とはいえ、作品は木の圧倒的な存在感をもっていて、そのどれもが静かな温もりがある。会場にいると、まるで深い森の中にいて色々な木と向かい合いながら、自らの内の声を聴いているような気にさせられる。レノンシアは「私にとって木は、自分の内側を映し出す鏡のようなもの」と説明した。そして、「木の背後にある自然の存在と自分をつないでくれる橋ともいえる」のだという。

■クリスチャン・レノシアとは

 クリスチャン・レノシアは、1947年パリ生まれ。ソルボンヌで文学、哲学を専攻した後、木を扱う技術を学び、パリでアトリエを開設。木という素材のさまざまな表現を追及した彫刻制作を続けている。鋭く造形された巨大な金属彫刻のモニュメント作品なども好評だが、「あくまで余技、私の本当の仕事の対象は木だけ」と語る。

■蔵を改装した「SHINA」

 「SHINA」は昨年5月にオープンした。デザイナーの永澤陽一( Yoichi Nagasawa)がタキヒヨー(Takihyo)と組み、完成度の高い工芸的な手法でしかもオリジナリティーに富んだ国内外の作家たちの作品を集めた店だ。室町通りで創業270年という帯匠「誉田屋」の中庭に立つ蔵を改装し、一階がショップ、二階がギャラリースペースになっている。

■ギャラリー初の海外作家展

 今回の展覧会は、その「SHINA」ギャラリーでは初の海外作家展となった。レナンシアは、永澤がパリで「トキオクマガイ(TOKIO KUMAGAI)」のデザイナーを務めていたとき以来の知り合いだという。「彼の素晴らしい造形感覚、表現力にずっと畏怖をいだいてきた」と永澤は語った。

 展覧会は3月2日まで。11:00~19:00、入場無料。(c)MODE PRESS


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