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オートクチュールの夢と日本、表参道でディオール展

2007年11月05日 22:54 発信地:東京写真ブログ


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東京・神宮前のディオール表参道で開催されているメゾン60周年記念展覧会「Christian Dior Haute Couture japonism by John Galliano ~ガリアーノが魅せるニッポン~」の様子。(c)Christian Dior

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【東京 5日 上間常正】メゾン設立60周年を記念した「クリスチャン ディオール オートクチュール」展が、東京・神宮前のディオール表参道で開かれている。日本をテーマに発表された07年春夏オートクチュールコレクションの中から選りすぐった作品20点を展示。フランスのクチュール技と日本の伝統美がデザイナーのジョン・ガリアーノの手で見事に融合・再生され、ジャポニスムの歴史に新たな足跡を残すコレクションといえそうだ。

■日本各地で目にした風景をヒントに

 ガリアーノはこのコレクションの制作前に日本を訪れ、京都や大阪、瀬戸内海の直島など回って多くのデザイン上のヒントを得たという。その結果は形やシルエットだけではなく、素材や柄選び、折り紙細工のようなプリーツ遣いなど、さまざまな面で生かされている。

 シルクのストラップレスドレスには帯のような大きなドレープが施され、裾には折り紙のような繊細なプリーツ。着物コートの下のクレープのドレスには、大輪の和花の刺繍と生地を帯のように織り込んだ飾りがつけられている。日本庭園や北斎の絵の波などイメージした刺繍模様や竹モチーフのプリント柄、花魁の豪華な装束を思わせるようなシルクのカクテルドレスもある。

■クチュール技法は溜息もの

 このコレクションのもう一つのデザインテーマは、フランスの1940年代のエレガントなクチュールテーストだ。日本的なモチーフが単なる異国趣味の味付けに見えないのは、クチュールと対等な優雅な要素として新たな視点からミックスされているからだ。

 30層のも及ぶフレアの優雅なシルエットや、折り紙の複雑で完璧な構成はパリ伝統のクチュールにしかできない技だ。またシルクガーゼのイブニングドレスに使われていたグレーとピンクの色は、フランス・ノルマンジーのムッシュ・ディオールの生家で見た壁の色を思い起こさせた。

■古今東西の粋が融合

 今回の展覧会にあたって、ガリアーノは「例えば京都を散策したときに、信じられないような伝統の重みを目にするとともに、ヒップホップ系のファッションを楽しむ若者にも出会った。このコントラストが、とても現代的で刺激的だった」と語っている。

 このコレクションの創造性は、そうしたガリアーノのコントラストや大胆なミックス感覚が背景にある。だから観る者は、伝統と現代性、西と東などさまざまな粋が高度に溶け合った新たなクリエーションに出会えるのだ。展覧会は12月26日まで。入場無料。(c)MODE PRESS

◆メゾン60周年記念展覧会「Christian Dior Haute Couture japonism by John Galliano ~ガリアーノが魅せるニッポン~」
開催期間:2007年10月26日(金)~12月26日(水)
開館時間:11:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
会場:ディオール表参道4階
入場料:無料
電話:03-5464-6260


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