アンヌ・マリー・ベレッタ (Anne Marie Beretta)デザインの、マックスマーラを代表する「キャメル コート」、"Coat 101801"。1981年に発売。(c)MaxMara
【東京 16日 MODE PRESS】アキーレ・マラモッティが1951年に創立したマックスマーラ(MaxMara)は、工業製品とオートクチュールの概念を融合させたパイオニア的存在として、長年にわたりファッション界のトップを走り続けている。
その中でも、ブランドのアイコンであり、今回開かれる回顧展での主役に抜擢された「コート」は、女性たちの“マスト・ハブ(絶対にはずせないもの)”アイテムとして確固たる地位を確立している。
■第一作目から受け継がれる「コートの遺伝子」
アキーレ・マラモッティは、51年に母親が設立した学校のスタッフの協力をもとに婦人用コートの第一作目を製作する。ストローランと呼ばれるスウェード風の合成素材を使用したレインコート風のコートで、背部はフレアに広がり、くるみボタン付き。その後も、格子生地を使用したファー付きコートなど、時代の空気を汲んだ質の高いコートを次々発表し、婦人用既製服が浸透していなかった50年代初頭のイタリア・ファッション界に革命をおこした。
以来、半世紀以上の年月をかけ、ありとあらゆるタイプのコートがマックスマーラから世に送り出されてきた。ロング丈、ショート丈、スタンドカラー、コクーンシルエット、ケープ風、ダッフル、ジップアップ、フード付き、ファーのトリミング、キャメル、深紅、ブルー、茶、黒、カーキ、白、オレンジ・・・。型、色は異なっても、第一作目のコートが持っていた、高いファッション性、テーラーと同等のクオリティ、そして考えられた価格設定という遺伝子は全てのコートに受け継がれている。
■永遠のベーシック「101801」
「コート」というアイコンの中で、さらに「アイコン的コート」を挙げるならば、1981-82年秋冬コレクションで発表したキモノスリーブのウールとカシミヤ混のコート「101801」だろう。イザベラ・ロッセリーニやスペインのソフィア王妃といった一流のセレブリティにも愛された「101801」は、アンヌ・マリー・ベレッタが紳士用コートにインスピレーションを得てデザインしたもの。誕生以来、形を変えることなく、
毎年コレクションに登場し、欧州、アメリカ、アジアをはじめとした様々な国で、これまでに10万着以上を売り上げてきた。
時代・世代・国を超え、数多くの女性をふんわりと包み込んできたこのコートは、マラモッティが残した、「コート、それはマックスマーラの代名詞」という言葉を思い出させる。コートが示す普遍性とぬくもり。それはそのまま、マックスマーラというブランドへと繋がるのだ。(c)MODE PRESS

















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