2007年10月01日 12:33 発信地:ミラノ/イタリア![]()
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【ミラノ 1日 上間常正】08年春夏ミラノ・コレクションで25日、プラダ(PRADA)が自然の力をテーマにしたファンタジックな新作を発表した。ジル・サンダー(JIL SANDER)は直線的に構成したレイヤードの色彩豊かなコレクション。スポーツマックス(SportMax)はフレアやプリーツが揺れるナチュラルな印象の服を見せた。
■プラダ(PRADA)
今シーズンのミラノのキーワードは「ナチュラル」だが、プラダはそれを深い意味で代表するような力作を示した。おとぎ話の中の妖精が着ているような、曲線的に構成されていて、すべて自然色の服。植物や日差し、花びらの上で少女が一弦琴を奏でている幻想的なアニメがハンドペイントのプリント地に描かれている。
緑のニットのドレスやパジャマをぐっとフェミニンにしたような上下、またクリスマスローズのような淡いパープルのオーガンジーのドレスには楽器の少女の図柄がアップリケされていた。植物の色で構成された幾何学模様も、日差しの揺れのようになだらかに歪んでいて、ゆったりと楽しげに見える。
今回のテーマは「ファンタジー」だという。すべてが自然のモチーフで、デザイナーのミウッチャ・プラダが表現したのは、自然の力がもつ神秘的な楽しさだったように思える。ショーの冒頭には、ベートーベンの第9交響曲の第4楽章のテーマが一瞬流れた。
今回の新作には、自然の力へのオマージュと彼女自身の再生のイメージを兼ねた「喜び」が秘められているようだ。ミウッチャは「自然の中に直線的なものは一つもない」とコメントした。人工物の直線によって破壊されていく自然や環境への危機感がそこに込められているのだろう。