2007年08月30日 23:59 発信地:東京![]()
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【30日 東京 上間常正】第5回「東京発 日本ファッション・ウィーク(JFW)」(ファッション戦略会議主催)が29日から開幕した。その中核イベントとなる東京コレクションは、東京・六本木の東京ミッドタウンを中心に30日から本格的にスタート。初日はメルシーボークー(mercibeaucoup,)など10ブランドが08年春夏の新作を発表した。9月3日までの5日間に、36ブランドがショーを開く。
■メルシーボークー(mercibeaucoup, 宇津木えり)
メイン会場のホールAで開かれたメルシーボークー、(宇津木えり)のショーは、開幕トップを飾るにふさわしい充実した楽しいショーだった。テーマは「星」。星のもつファンタジーとお祭りのイメージ、そして同時に星を見つめる眼差しを感じさせるような服が並んだ。
カーディガンやシャツを変形させたドレス、サスペンダー付きのパンツ、カバーオール。エプロンやマンガのイラストのTシャツも、リラックスした遊び心にあふれている。大振りでカラフルに染めたウイッグやペンダントはもちろん星型だ。ジャージと組み合わせたラメ素材にも星の輝きがある。
一見すると子供用のカジュアル服のような印象もあるが、中間色を使った色調やボリューム感、カットソーなど素材の組み合わせなどは、周到なバランス感覚で見事に制御されていて、実は大人用の高度なファッション服になっている。アンクル丈の袋型のウエッジソールも魅力的だ。
ショーのフィナーレは、宇津木自身が振付けてモデルと踊る盆踊り。「もったいないことしてないかい?」と語りかける「もったいないばあさん音頭」だという。聞いているうちに、不思議と新作がとてもおしゃれなリサイクル服にも思えてきた。
「星は、セーラームーンみたいなファンシーなイメージ。また、みんな見てるし、見られている、という感じも」と宇津木。
「いいことしても、ウソついても……。星はなんでも知っている、ですね」
■イラン イラン(YLANG YLANG 青柳龍之亮)
今回のテーマは「シュールレアリスム」。東京・恵比寿のシャトーレストラン、ジョエル・ロブションを会場に、1920,30年代の写真家マン・レイやデザイナーのスキャパレリが表現したようなシュールだが優雅な雰囲気のドレスを披露した。
ワンショルダーやドレープを多用した膝丈ドレスや、モーブのシフォンのロングドレス。色彩はむしろ印象派を思わせるような柔らかいタッチだが、大きな唇型のアクセサリーや幾何学的な色配置などが、シュールレアリスティックなタッチを感じさせた。
「色々な時代のものを超現実的に組み合わせることで、何でもありの今の時代の現実感を表現したかった」と青柳。
■ユージュ(yuge 弓削匠)
会場は東京・大久保のウェスレアン・ホーリネス淀橋教会。天井の高い開放的な空間で、アメリカン感覚だが上品な夏のリゾートウエアを発表した。
シンプルだが黄昏が始まりかけたころのような淡いタッチの色調、単純なボーダー柄がカジュアルでフェミンンな印象を与える。とりたてて技巧はこらしていないが、どのアイテムも何となく選んで着てみたくさせるような心地よさを感じさせた。(c)MODE PRESS
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