【9月19日 MODE PRESS WATCH】「グッチ(GUCCI)」は、英・人気歌手エルトン・ジョン(Elton John)が9月8日からスタートしたツアー「FarewellYellow Brick Road」の衣装デザインを手がけた。

 米国ペンシルベニア州からスタートした生涯最後となるツアーのため、エルトンはステージ衣装のすべてのデザインと製作をグッチに依頼。「自分でも信じられないほど、私は衣装についてクレイジーだった。70年代は特に!あの頃の私は、キャンディーショップで興奮する大きな子どものようにファッションを楽しんでいた。どんなにやっても満足できず、もっと新しいもの、もっと奇抜なルックスを求め続けていたんだ。そして今、グッチのショップを訪れると同じような熱狂的な気持ちになることができる」とエルトンは説明する。

 ここ数年、エルトン・ジョンとグッチのクリエイティブ・ディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は親交を深めており、エルトンとともに人々の記憶に残るステージ衣装のアーカイブにインスピレーションを得てデザインされたコレクションをミケーレが発表していることからも見て取れる。

 今回の衣装のデザイン目的は、世界で最も有名で最も聴衆を魅了するパフォーマーのひとりとしての、究極のエルトン・ジョンを見せること。コンサート冒頭のテールコートは、華やかでデコラティブな刺繍と、内側にフローラル、スター、スネーク、タイガーなどグッチのシグネチャーをあしらった。自宅でもオフステージでも身にまとうほどエルトンが愛用するアイテム、ローブを、エキゾティックなツアー衣装として発展させたアイテムも。色鮮やかなシルク製で、コントラストを成す色調のショールカラーがついており、バックには、キャット、スネーク、吠えるタイガー、2匹の子どものレオパードなど様々なモチーフがあしらわれた。

 さらに、ドラマティックなステージ衣装とは対照的に、スポーティなブラックのトラックスーツが登場。他にも、イブニング スーツ、様々なドレスシャツ、シューズ、サングラス、ジュエリーなどがデザインされた。エルトン最後のツアーは、米国とヨーロッパを中心に、2019年9月まで展開される。

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