【4月5日 MODE PRESS WATCH】「シチズン(CITIZEN)」は創業100周年を記念して、シチズングループの出版社である東京美術から、画集「寺山修司 時をめぐる幻想」を発売した。

 新たに刊行された画集は、1967年2月から1970年9月まで、シチズン(当時シチズン商事株式会社)の広報誌に27回にわたり連載された、寺山修司(Shuji Terayama)の“時計”に関する幻想的な物語15編に、現在活躍中の気鋭の画家たちの描き下ろし作品を加えたもの。巻末に収録された、シチズン営業マン向けのエッセイ「セールスマン博物誌」は、本画集が初公開となる。

 連載開始時の1967年は、寺山が日本の演劇史に輝かしい記憶を残した、演劇実験室「天井棧敷」を設立した年でもある。既存の演劇スタイルに異議を唱え、常に新しいスタイルを追求し、演劇の可能性を広げることに精力を傾け続けた彼の活動は、多くの表現者に影響を与え、数々の作品の中にその精神が受け継がれている。寺山修司の妖しく美しい“時計”をめぐる物語の世界に触れることで、ふだん何気なく過ごしている時間や、いつも身近にある時計について、新たな発見が得られそうだ。豪華アーティスト陣が挿画を描き下ろした物語画集は、寺山ファンにも見逃せない一冊になりそうだ。

■お問い合わせ先
シチズンお客様時計相談室/0120-78-4807

■商品概要
寺山修司「寺山修司 時をめぐる幻想」
出版社:東京美術
定価:2,300円(税抜)
発売日:発売中

■関連情報
・シチズン 公式HP:http://citizen.jp
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