【3月7日 Parismodes.tv】仏パリで2月27日から3月7日まで18/19年秋冬ファッションウイークが開催された。28日には、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)が手掛ける「ラコステ(LACOSTE)」が新作を発表した。

 第二次世界大戦が始まった頃、同ブランドの創業者ルネ・ラコステ(Rene Lacoste)とその妻は、シャンタコ・ゴルフコース(Chantaco Golf Course)で植樹を行なった。ブランドとデザイナーの意思に基づき、自然とつながるために、クロコダイルをモチーフとするこの有名なブランドは、過去からもインスピレーションを得て、強い意思を持って未来に向かっている。

 コレクションはメンズ、レディース共に、快適で変形可能なハイブリッドなアイテムで構成。リムーバブルのライニングとスリーブを備えた大きなウィンドブレーカーやアンジップトはリバーシブルで、一体型のフードがあるものも。ドレープのニットとコットンのアンサンブルは、長さに変化をつけ非対称に。プリントには、ブランドのアーカイブに残るシャンタコ・ゴルフコースの樹木や古い絵画を使用し、ジャンパーやトップスに使用した。ベルベットは柔らかさを与え、リブ編みのベルベットは都会のアンサンブルに新鮮さを加える。色調はグリーン、栗色、ブラウンなどがベースで、自然色に近い。

 大きなラバー製のイーグルブーツ、バケットハットの下にフードを着用。とりわけ注目されたのが、国際自然保護連合(IUCN)との初のコラボレーションで制作された限定ポロシャツ。おなじみのクロコダイルに代わり、10の絶滅のおそれのある動物の刺繍が施された。(c)Parismodes.tv