【12月8日 Parismodes.tv】昨年は仏パリで発表された「シャネル(CHANEL)」のメティエダール コレクション。今年はデザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の出身地であるドイツ北部ハンブルク(Hamburg)にあるコンサートホール・エルプフィルハーモニーで新作を発表した。

 ショーでは羽根飾りや刺しゅう、靴職人に帽子職人などの作品に焦点を当て、11のアトリエによる逸品を披露した。

 ラガーフェルドはこの港町にインスパイアされ船員をテーマに、アクセサリーや帽子、ウールのレッグウォーマーにバンドルバッグをツィードルックに合わせた。ケーブルニットやフェザーストライプのジャンパー、刺しゅうを施したセイラージャケット、ロング丈のオフィサーコートにセイラ―パンツ。注目すべきは様々な丈の長さ。ロング丈のジャケットからショートスカートまで幅広く取り入れられた。フレアを効かせたアイテムも気になる。港の貨物コンテナを思わせるチェックモチーフに、パンツの裾にはフリルのディテール。肩をあらわにしたトップスや、丈で遊び心を表現したアシンメトリックでグラフィカルなカット。コレクションはブルーやブラック、ブラウンにクリームの色合いで構成された。

 キャットウォークに登場したのはカイア・ガーバー(Kaia Gerber)、バティスト・ジャビコーニ(Baptiste Giabiconi)、そしてもちろんラガーフェルドの名づけ子、ハドソン・クローニング(Hudson Kroenig)くん。一方フロントロウにはリリーローズ・デップ(Lily-Rose Depp)、クリステン スチュワート(Kristen Stewart)、ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)らセレブたちが顔をそろえた。(c)Parismodes.tv