【9月20日 AFP】2人の中国人デザイナーがニューヨーク・ファッションウィーク(New York Fashion Week)で、ソフトボールで遊び、公園やサマーキャンプに元気に飛び出すようなアメリカの子どもたちとは少し違った子ども時代を提案した。

 才能あるアメリカ人クリエイターたちがヨーロッパへと発表の場を移す中、ジャ・リュ(Jia Liu)とシンイン・シュ(Xinyin Xu)は、アメリカの文化の中心地、ニューヨーク(New York)で半年ごとに開催されるファッションの祭典に嵐を巻き起こしている中国人デザイナーの代表だ。彼らはまた、母と娘、父と息子へと向けた「親子ファッション」と呼ぶ分野を専門にしている。母親がパーティーへとドレスアップすれば、小さな娘も彼女と同じ格好をすることができるのだ。

 シュのブランド、「ヴィッキー・ザン(Vicky Zhang)」は、彼女のインスピレーションである4歳になる娘の名から付けられた。ドロップショルダーの白いラッフルドレスや、長いトレーンのお姫様のようなクリノリンドレスなどをラインアップしており、ドレスはすべて繊細なホワイトや淡いイエロー、ベイビーブルー、ソフトなミントカラーで彩られている。数百ドル(数万円)を子供服に費やす母親たちにとってこれは、娘たちの豪華なドレスへの憧れをかなえてあげるチャンスであり、すっかり魅了されたファッショニスタたちからは感嘆の声が漏れた。