【9月4日 AFP】モデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)が、今週「ファッション・アイコン・オブ・ザ・ディケイド(Fashion Icon of the Decade)」に選ばれる。キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の異父妹であるジェンナーは、ニューヨーク・ファッションウィーク(New York Fashion Week)開催中である9月8日に、ファッションサイト「デイリー・フロントロウ(Daily Front Row)」からこの名誉を受け取る予定だ。

 ジェンナーはベラ・ハディッド(Bella Hadid)、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)姉妹と並んで、いまをときめく「イットモデル」の1人。インスタグラム(Instagram)のフォロワーは、8300万人にも及ぶ。

 SNS上は、このニュースに関するコメントでにぎわっている。21歳のジェンナーが同賞を受賞することをふさわしくないと思う人も多い。「勘弁して! ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)やシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)のような本物のモデルは、誰かの娘だからじゃなく、努力でトップにのぼりつめた。こんなのひどい」とツイッター(Twitter)ユーザのジンジャー・ウィンガー(Ginger Winger)はつぶやいた。

 ジェンナーはモデルの仕事で、世界中のトップブランドのキャットウォークを闊歩(かっぽ)しているが、テレビのリアリティ番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(Keeping Up with the Kardashians)」でも知られている。

 また、弁護士のロバート・カーダシアン(Robert Kardashian)の未亡人であるクリス・ジェンナー(Kris Jenner)と、ケイトリン・ジェンナー(Caitlyn Jenner)に改名したブルース・ジェンナー(Bruce Jenner)の間に生まれた。このテレビ番組はカーダシアン家とジェンナー家の生活に12シーズン密着している。キム(Kim Kardashian)とクロエ(Khloe Kardashian)、コートニー・カーダシアン(Kourtney Kardashian)はジェンナーの異母姉妹となる。

 彼らのリアリティ番組やコスメライン、ビデオゲーム、アパレル、そして一般的なマーケティングやソーシャルメディアへの精通により、カーダシアン一家は数億ドルの価値を持つと言われている。(c)AFP