【8月7日 MODE PRESS WATCH】渋谷駅前付近で5日、初となる「渋谷盆踊り大会」が開催され、浴衣や甚平などの格好をした外国人を含む3万4千人の参加者でにぎわった。

 渋谷に暮らす人と訪れる人同士が触れ合う場として、また、日本や渋谷らしい文化を発信しようと、商店街振興組合などが企画。気温30度を超すなか、夕方6時に開催宣言され、会場はおよそ3時間にわたり祭りを楽しむ大勢の人たちの熱気に包まれた。

 会場には、区のPR曲「夢見る渋谷 YOU MAKE SHIBUYA」の盆踊りバージョンを歌う元・ピチカートファイブの野宮真貴(Maki Nomiya)や、2020年に開催予定の東京五輪に向けて制作された「東京五輪音頭-2020-」を紹介するテリー伊藤(Terry Ito)が登場。また、俳優の桐谷健太(Kenta Kiritani)は、自身がテレビコマーシャルで演じる浦島太郎役に扮してサプライズゲストとして現れ、「三太郎音頭」や「海の声」を披露した。

 当日は、日本伝統の縁日屋台を再現した縁日エリアや、“グルメの街 渋谷”をアピールするキッチンカーエリアも出現。長谷部健(Ken Hasebe)渋谷区長は「国際都市として成熟していく渋谷では、日本の伝統文化や芸能が都心でしっかりと受け継いでいかれるのが大切。渋谷は『ちがいを ちからに 変える街。』をテーマに、多様性を認め合い、求め合い、新しい価値・文化を発信していく街づくりをしていきたいと思っている。この盆踊りも、渋谷を愛する多くの人たちが集まって、新しい価値・文化を渋谷から東京、日本だけでなく世界に発信していけたら」と挨拶した。(c)MODE PRESS