【6月26日 MODE PRESS】英俳優のトム・ハーディ(Tom Hardy)は、英ロンドン(London)西部で数十人の死者を出した24階建て高層住宅の大規模火災に心を痛め、チャリティーサイト「ジャストギビング(JustGiving)」に専用ページを立ち上げ、犠牲者のために寄付を呼びかけた。

 トムは、英慈善団体ケンジントン&チェルシー財団(Kensington & Chelsea Foundation)のために1万5000ポンド(約210万円)の募金を目標に設定し、ジャストギビングにオンラインファンド「グレンフェル・タワー火災の被災者支援と援助(Support and Aid for Victims of the Disaster at Grenfell Tower)」を立ち上げた。現在のところ、設定した金額にはわずかに足りていないが、他にも800あるジャストギビングのページでも同様の募金活動が行われており、これまでに280万ポンド(約4億円)が集まっている。(6/26時点で、目標額は5万5000ポンドに再設定されており、募金総額は5万2000ポンドを上回っている)。

 同サイトにトムは、「ロンドン市民として、人として、痛ましい火災で亡くなった方々、ケガをされた方々、そしてグレンフェル・タワーの住人が今も直面している絶望感や悲惨な状況に対して何も感じずにはいられない」「大きなショックを感じずにはいられない。重大な過失による無実の犠牲者たちに何の手を差し伸べる努力もせず、何もせずにはいられない」「こうしている間にも、今夜も、これからどうしたらいいのか分からない家族や子供たちは私たちの救いの手を必要としている。あなたの支援をお願いしたい」とつづり、募金を呼びかけている。

 またトムは先月、マンチェスター(Manchester)の米歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)のコンサート会場で起きた自爆事件の後にも、ジャストギビングで「トム・ハーディのマンチェスター緊急基金(Tom Hardy's Manchester Emergency Fund)」を立ち上げ、英赤十字社(British Red Cross)のために現時点で3万9000ポンド(約550万円)の募金を調達している。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS