【6月19日 MODE PRESS WATCH】今年で25回目を迎える「フランス映画祭2017(French Film Festival in Japan)」が、6月22日から東京・有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で開催される。

 会期中に上映される作品と、今回の来日ゲストが発表された。全ラインナップ12作品のうちオープニングを飾るのは、フランスの大女優 カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)とカトリーヌ・フロ(Catherine Frot)演じる対照的な2人の女性の絆を描く「The Midwife(英題)」。

 そのほかイザベル・ユぺール(Isabelle Huppert)がレイプ被害者を熱演し、第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた「ELLE エル」や、映画「ノルウェイの森」で知られるトラン・アン・ユン(Tran Anh Hung)監督作品の「エタニティ 永遠の花たちへ」。彫刻家オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)の半生を描くジャック・ドワイヨン(Jacques Doillon)監督の新作「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」、アラン・ドロン(Alain Delon)主演の1970年代の作品「チェイサー」、ベジタリアンの獣医一家に育った16歳の少女が生肉を口にして変貌を遂げていく様を描くカニバリズムホラー「RAW(英題)」など、話題の作品が目白押しだ。

 なお「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」は、第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された作品で、日本でいち早く観ることができる貴重な機会となる。

 親善大使を務めるのは、フランスとゆかりの深い北野武(Takeshi Kitano)。22日に行われるオープニングセレモニーでは、映画祭の団長を務めるカトリーヌ・ドヌーヴをはじめ、フランスから来日するゲストや監督たちと共に登壇する予定だ。

「ELLE エル」のポール・ヴァーホーヴェン(Paul Verhoeven)監督とイザベル・ユペールをはじめ、トラン・アン・ユン、マルタン・プロヴォ(Martin Provost)らが来日し、関連イベントも予定されている。上映スケジュールなどの詳細は、ぜひオフィシャルサイトをチェックして!

■イベント概要
・フランス映画祭2017
期間:6月22日~6月25日
会場:有楽町朝日ホール、TOHOシネマ
チケット:前売り券発売中

■関連情報
・フランス映画祭2017 公式HP:http://unifrance.jp/festival/2017/
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