【6月19日 MODE PRESS WATCH】表参道のベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」や伊豆のオーベルジュ「アルカナイズ(ARCANA IZU)」を運営するアクトコール(ACTALL)グループは、クリエイティブディレクションに現代美術家の舘鼻則孝(Noritaka Tatehana)を迎えた新業態「コーテシー(COURTESY)」を、大規模複合ビル「赤坂インターシティ AIR(Akasaka Intercity AIR)」の商業ゾーンにオープンする。開業は9月末を予定している。

 舘鼻は、遊女に関する文化研究と共に、そこから着想を得たアート作品を数多く制作。遊女の履く下駄をモチーフにした「ヒールレスシューズ」 は、レディー・ガガ(Lady Gaga)が身につけたことで世界的に彼の名を知らしめることとなった。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館 (Metropolitan Museum of Art)やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert MuseumV&A)などの著名美術館に永久収蔵され、32歳にして、ファッションから現代アートまで幅広く活躍している。

 そんな舘鼻と今回新業態レストラン「コーテシー」を共に手がけるのは、数々の話題の施設を世に送り出してきた田端知明(Tomoaki Tabata)だ。新たに開業する「赤坂インターシティ AIR」のタワー棟グランドフロアの目玉となる本プロジェクトについて舘鼻は、「空間をつくるということは、サイトスペシフィック・アートをつくることと同様に場所とそこに集う人との呼応によって生まれる必然性をかたちづくること。新たな表現として様々な方法や材料を使い、領域に限ることのない活動を続ける」とコメント。店内にはアートも設置される予定で、詳細はオープンに向けて段階的に公開されていく予定だ。

 なお「赤坂インターシティAIR」はカフェ・グランドフロア・ダイニングフロア・オフィスエリアの4つのエリアからなる赤坂・虎ノ門エリアの大型商業施設。それぞれのエリアの特徴にあった計13店舗が出店する。この施設の最大の特徴はみどりの多さ。東京・赤坂という都市の中心部に5,000㎡の敷地の50%以上にあたる広大な緑地が出現する。四季の移り変わりを存分に楽しめる心地よい空間に誕生する、舘鼻ディレクションのレストラン。今からオープンが待ち遠しい!

■施設概要
赤坂インターシティ AIR
住所:東京都港区赤坂1-5の一部、6,8,9の一部
開業:9月29日予定

■関連情報
・舘鼻則孝 公式HP:http://www.noritakatatehana.com/
・赤坂インターシティ AIR 公式HP:http://www.nskre.co.jp/air/
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