【5月26日 MODE PRESS WATCH】世界最高のレベルを誇る名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)での公演を映画館で楽しめる人気企画「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズ」から、シーズン9作目となる「蝶々夫人」が5月26日より、全国の映画館で順次上映となる。

 同作品は、夫に裏切られながらも一途に愛を貫く日本人女性“蝶々”の悲劇的な愛を、イタリアの作曲家・ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Puccini)の魅惑的な音楽で描いたオペラ。舞台は日本の長崎。アメリカ人士官ピンカートンと結婚した蝶々は、任務を終え帰国する彼を、幼い息子とともに待ち続けていた。しかし、夫はアメリカ人の妻を連れて戻ってくる――。

 有名なアリア「ある晴れた日に」で知られ、舞台をベトナムに置き換えたミュージカル「ミス・サイゴン」の原案にもなった作品だ。フィギュアスケーターの浅田真央(Mao Asada)が着物風の衣装で2015-2016シーズンのフリープログラムで演じたのを覚えている人も多いだろう。

 今回の上映では、世界的指揮者アントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)が指揮を務める。また蝶々夫人を演じるのは、アルバニア人ソプラノ歌手のエルモネラ・ヤオ(Ermonela Jaho)。ピンカートンを、若手テノール歌手のマルセロ・プエンテ (Marcelo Puente)が演じる。日本を舞台にしたあまりにも有名な悲劇のオペラを、ぜひ大画面で堪能して!

■作品概要
・ロイヤル・オペラ「蝶々夫人」
作曲:ジャコモ・プッチーニ
演出:モーシュ・ライザー、パトリス・コーリエ
指揮:アントニオ・パッパーノ
出演:エルモネラ・ヤオ(蝶々夫人)、マルセロ・プエンテ(ピンカートン)、スコット・ヘンドリックス(シャープレス領事)、ゴロー(カルロ・ボッシ)
公開:5月26日~
※各1日1回 1週間限定上映
上映劇場:TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館

■関連情報
・英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17 公式HP:http://tohotowa.co.jp/roh/
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