【3月24日 MODE PRESS】デザインに注力するため、英国の高級ファッションブランド「バーバリー(Burberry)」の最高経営責任者(CEO)から退いた、同ブランドのチーフクリエーティブオフィサー、クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)は、「ナンバー2」であることを喜んでいるとし、自身の役割については「エゴ」はないと述べた。

 クリストファーは、「エゴは会社に来る前に置いてこないといけない。そのことは私にとってはとてもはっきりとしている。私は自分のブランドを持つことは求めていなかった」と話し、「常にナンバー2であることに喜びを感じていた。伝統的なブランドのために働くということは、ブランドが第一であり、そのためには私は二番手でないといけない」とコメントした。

 クリストファーは、ファッション誌「ハーパース・バザー(Harper's Bazaar)」に対し、「もし今、バーバリーを創業したトーマス・バーバリー(Thomas Burberry)と話すことができたなら、私の仕事ぶりについて質問したい。おそらく、『もっとうまくやれる』と言われるだろう」と自身の出来について話した。また、創業者とブランドに対しては、「責任感を感じている。自らの名を冠したものを作ることは、それだけ勇気のいることだと思うので、そのようなものを瑣末(さまつ)に扱うことはできない」と明かし、「誰かにブランドを引き継ぐまでは、しっかりとブランドを見守ることが使命だと感じている。長い目で見て、バーバリーにとって良いことをしたいと思う」と語った。

 クリストファーは、驚くほどブランドに忠実であり創造性も誇る。何を着ているかと尋ねると、クリストファーは「もちろんバーバリーさ。頭からつま先まで。下着もね」と答えた。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS